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第54回企画展 『 湖沼のほとりの縄文遺跡 −大崎市北小松遺跡− 』 2022.4.29-7.3 |
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北小松遺跡は、江合川と鳴瀬川によって形成された大崎平野の北縁部に位置する縄文時代晩期から弥生時代中期にかけての遺跡です。 当時の遺跡周辺は広大な沼地(湖沼)が広がる地形環境にあり、なだらかな丘陵斜面から低地にかけて集落が営まれました。発掘調査の結果、多数の建物跡や墓、ゴミ捨て場などが発見され、縄文人の生活に関わる様々な遺物や祭祀遺物などがまとまって出土しました。また、一般の遺跡では残らないような人骨や動物の骨、骨角器、漆塗りの製品、他の地域との交流を示す様々な遺物も見つかっています。 今回の企画展では、遺構や遺物の保存状況が極めて良好で、集落全体の様子が明らかになった北小松遺跡の発掘成果をもとに、湖沼のほとりで営まれた縄文のムラと人々の生活を紹介します。遺跡を取り巻く自然環境の中で、北小松の縄文人はどのような生活を送っていたのか。海辺のムラとの違いや交流、山を越えた遠隔地とのネットワークなど、内陸の湖沼地帯に暮らした縄文人のムラと生活に迫ります。 |
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【主な展示品】 ◆ヒトとイヌの埋葬 ・被葬者の顔と膝に被せた土器(埋葬方法の復元) ・人骨の一部を入れて再葬した土器と人骨 ・3体まとめて埋葬されたイヌ(遺構切り取り資料) ◆まつりの道具 ・土偶、土面、土版、動物形土製品 ◆装身具 ・赤彩された土製耳飾り・土製小玉、簪 ・ヒト頭蓋骨製垂飾品 ・漆塗りの竪櫛 ◆遠隔地との交流 ・石材(生活道具、小玉・勾玉、石斧、石棒、イモガイ形石製品) ・アスファルト ・鹿角製漁具(銛、ヤス、鉤先) ・魚骨素材(サメ歯・骨、エイ尾棘) ・製塩土器 協力機関 東北歴史博物館 |


